赤ちゃんのオノマトペ動画、見せすぎるとどうなった?YouTube依存と、卒業までの記録

赤ちゃんのオノマトペ動画、見せすぎるとどうなった?YouTube依存と、卒業までの記録

「赤ちゃんにオノマトペの動画、見せすぎかもしれない」——そう思って検索したあなたへ。

先に、我が家の結論から書きます。

  • 泣き止まない時期、オノマトペ動画に本当に助けられました
  • でも、そのまま見せ続けた結果、娘は「常にYouTubeが見たい」子になりました
  • そして今、4歳の娘はほとんどYouTubeを欲しがりません

助かった話も、失敗した話も、抜け出せた話も、全部書きます。いま不安な気持ちで検索しているあなたに一番必要なのは、きれいごとでもお説教でもなく、実際にどうなったかだと思うからです。

まず、オノマトペ動画に救われた

娘が生後4ヶ月の頃、寝ている時以外、ずっと泣いていた時期がありました。

抱っこしても、おっぱいでも、おむつを替えても、泣く。家事も何も手につかず、親のほうが泣きたくなる。夜泣きとはまた違う、日中の「ずっと泣き」です。原因が分からないから対処もできない。抱っこの腕は限界、心も限界でした。

藁にもすがる思いで見せたのが、「ワンワン」「ブーブー」のようなオノマトペ(擬音)の赤ちゃん向け動画です。

すると——あれだけ泣いていた娘が、画面にぐっと集中して、泣き止んだ。泣き声が止まった部屋の静けさに、思わず涙が出そうになったのを覚えています。

ポイント

オノマトペ動画で赤ちゃんが泣き止みやすいのは、「はっきりした色・音・短い繰り返し」が、まだ視力や脳が発達途中の赤ちゃんにとって分かりやすく、注目しやすいから、と言われています。

あの時期に頼ったこと自体は、今も間違いだったとは思っていません。問題はこのあとでした。

そして我が家は、見せすぎました

一度「これで泣き止む」と分かってしまうと、頼る回数はどんどん増えていきます。

泣いたら見せる。ぐずったら見せる。家事をしたいから見せる。——最初は緊急避難だったはずが、いつのまにか日常の道具になっていました。

そのまま月齢が上がっていき、気づいたときには、娘は「常にYouTubeが見たい」状態になっていました。

  • 家にいる間、ずっと「YouTube見たい」と言う
  • 見せないと機嫌が悪くなる
  • 他のおもちゃや遊びに、なかなか興味が向かない

医学的な診断の話ではなく、あくまで親の実感としてですが、あれは依存に近い状態だったと思っています。

一番こたえたのは、「泣き止ませるために見せていたはずが、見せないと泣くようになっていた」ことでした。目的と手段が、完全に逆転していたんです。

注意点

これが「見せすぎ」の答えです。
動画そのものが子どもを壊すというより、「困ったらこれ」の回数が増えることで、それ以外の方法が育たなくなる。我が家で起きたのは、そういうことでした。

どうやって卒業したか

結論から言うと、我が家がやったのは2つだけです。

① YouTubeを、思い切ってやめた

中途半端に減らすのではなく、一度きっぱりやめました。「今日は少しだけ」を続けている間は、子どもにとって「お願いすればもらえるもの」のままだからです。

もちろん最初は泣かれます。ここは正直、しんどい時期でした。

② 代わりの遊びを、親が教えた

そして、ここが本当に大事だったところです。取り上げるだけでは終わらせない。

我が家が娘に教えたのは、こんな遊びでした。

  • 公園遊び(体をしっかり動かす。外に出るだけで気がまぎれる)
  • おままごと(親も一緒に遊べる。会話が増える)
  • 鉄棒(できなかったことができるようになる楽しさ)

ポイントは、「YouTubeを見るな」ではなく「これで遊ぼう」に置き換えたことです。子どもは暇だから画面を求めます。暇じゃなくなれば、自然と手が伸びなくなっていきました。

おすすめ理由

「取り上げる」だけだと、子どもは楽しみを奪われただけになります。
やめさせる労力より、代わりを一緒にやる労力に時間を使うほうが、結果的に近道でした。これはおしゃぶりを卒業したときとまったく同じ構図です。

いま、4歳の娘は

たまに「YouTube見たい」と言うことはあります。でも、ほとんど言わなくなりました

言われても、他の遊びに誘えばそっちに行きます。あの「見せないと機嫌が悪い」時期を思うと、正直ここまで戻れるとは思っていませんでした。

だから、いま「見せすぎたかも」と落ち込んでいる方に、これだけは伝えたいです。やり直せます。 我が家はやり直せました。

これから頼る人へ:我が家の失敗から

いま0歳の子が泣き止まなくて、これから動画に頼るかもしれない方へ。「頼るな」とは言いません。あの時期の自分に「頼るな」と言ったら、たぶん潰れていたので。

そのうえで、当時の自分に教えたいルールを書いておきます。

注意点

時間を区切る(「これが終わったらおしまい」を最初から徹底する)
泣いたらすぐ、の反射をつくらない(まず他の手を試して、それでもダメな日の最後の手段にする)
音量は控えめ、画面の明るさも下げる
できるだけ親も一緒に見て、声をかける(見せっぱなしにしない)
機嫌のいい日は使わない(ここを守れていれば、我が家は依存まで行かなかったと思います)

なお、日本小児科医会やWHOは、2歳未満のスクリーンタイム(動画視聴)に慎重な姿勢をとっています。長時間の視聴は、発達や生活リズムへの影響が指摘されているためです。我が家の使い方は、推奨される育児ではありませんでした。それでも「親が倒れる寸前の緊急避難」としては、ルールを決めて頼っていいと今も思っています。

まとめ

  • オノマトペ動画は本当によく泣き止む。つらい時期の助けになるのは事実
  • ただし我が家は見せすぎて、「常にYouTubeが見たい」状態になった
  • 怖いのは動画そのものより、「困ったらこれ」以外の引き出しが育たなくなること
  • 卒業できた方法は、①きっぱりやめる ②代わりの遊びを親が教える(公園・おままごと・鉄棒)
  • 4歳の今はほとんど欲しがらない。やり直せます

見せすぎたかもと落ち込む必要はありません。気づいた時点で、もう次に進めています。あの頃の我が家と同じ夜を過ごしているあなたに、この記事が届きますように。