寝かしつけでイライラする自分が嫌になる夜へ。朝4時まで抱っこした僕が思うこと

寝かしつけでイライラする自分が嫌になる夜へ。朝4時まで抱っこした僕が思うこと

早く寝てほしいのに、寝ない。時間だけが過ぎていく。

だんだん腹が立ってきて——そして、子どもにイライラしている自分に落ち込む

もし今、そんな夜の途中でこれを読んでいるなら、最初にこれだけ言わせてください。あなたがダメな親だから、イライラしているわけではありません。

なぜ「寝かしつけ」は、特にイライラするのか

育児にはつらい場面がたくさんありますが、寝かしつけにはイライラしやすい構造があります。

ポイント

終わりが見えない:あと何分で終わるのか、誰にも分からない
自分の時間が削られる:寝かしつけが終わらないと、その日の自分の時間が1秒も始まらない
明日が来る:この後も仕事や家事が待っている。時計を見るたびに焦る
言葉が通じない:「早く寝て」がまったく届かない相手を、説得しようとしている

つまり、終わりが見えないことを、疲れた体で、時間に追われながら、話の通じない相手とやっている。これでイライラしないほうが難しいと思いませんか。

僕はこの構造に気づいてから、少しだけ自分を責めなくなりました。イライラは性格の問題ではなく、状況が作り出しているものです。

我が家が一番きつかった時期

正直に書きます。娘が0歳の頃、うちは寝かしつけが本当に地獄でした。

抱っこじゃないと寝ない子で、しかも背中スイッチが強烈。熟睡するまで下ろせないので、抱っこしたまま時間だけが過ぎていく。気づいたら朝の4時、5時になっていた夜も、一度や二度ではありません。

当然、寝不足になります。日中は頭が回らず、仕事でミスを連発しました。ミスをして落ち込んで、帰ってまた眠れない夜が始まる。この繰り返しです。

「なんでうちの子だけ」と思って、夜中に娘と一緒に泣いた日もあります。

いま振り返って思うのは、あのときの僕がイライラしていたのは、娘に対してではなく、終わりの見えない状況と、何もできない自分に対してだったということです。

イライラしたときに、やっていいこと

きれいごとではなく、実際に我が家でやっていたことを書きます。

① 交代する

一番効きました。妻と交代する。ただそれだけで、詰まっていた空気が変わります。

「自分が寝かしつけなきゃ」を手放すのが大事です。同じ人がずっと担当していると、逃げ場がなくなってイライラが煮詰まります。

② 一度、部屋を出る

交代できない日もあります。そういうときは、赤ちゃんを安全な場所に寝かせて、数分その場を離れてOKです。

これは我流ではなく、限界のときに強く揺さぶってしまう事故(揺さぶられっ子症候群)を防ぐために勧められている方法でもあります。詳しくは泣き止まないときの安全な対処法にまとめました。

おすすめ理由

泣き声から数分離れて、深呼吸する。水を一口飲む。
それで気持ちがリセットできるなら、それはサボりではなく、子どもを守る行動です。

③ 「今日はダメな日」と割り切る

毎晩うまくやろうとすると、うまくいかない夜に必ず折れます。週に何日かはグダグダでいい、くらいがちょうどよかったです。

大事なのは、根性ではなく「仕組み」

ここからが、僕が一番伝えたいことです。

イライラを気合いで減らそうとしても、無理です。眠くて限界の人間に、気合いは残っていません。減らすなら、仕組みのほうです。

我が家でイライラが実際に減ったのは、次の3つを変えたときでした。

仕組み①:寝る前の流れを固定した

毎晩バラバラだと、子どもも「今から寝る時間だ」と分かりません。お風呂→部屋を暗くして授乳→オルゴール、と毎晩同じ順番にしただけで、寝かしつけの時間そのものが短くなりました。

イライラの最大の原因は「長さ」です。短くなれば、それだけで減ります。

仕組み②:道具に頼った

根性で抱っこし続けるのをやめて、道具を使いました。モロー反射で起きる子にはおくるみ、ぐずりにはオルゴール、抱っこの代わりにバウンサー

「道具に頼るなんて」と思う必要はまったくありません。親の消耗を減らすことは、子どものためでもあります。

仕組み③:家の時間割を前倒しした

これは我が家では一番大きかったことです。僕の帰宅が21時だった頃、娘の就寝は24時過ぎでした。当然、寝かしつけは深夜になり、親も限界の状態で臨むことになります。

その後転職して帰宅が18時になったことで、夕食もお風呂も寝かしつけも前倒しできるようになりました。同じ寝かしつけでも、21時にやるのと24時にやるのでは、親の余力がまったく違います

働き方は簡単には変えられません。でも「寝かしつけがつらいのは自分のせい」ではなく「家の時間割が後ろにズレているせい」かもしれない、と気づけただけでも、少し楽になりました。

まとめ

  • 寝かしつけは終わりが見えず・時間に追われ・言葉が通じない。イライラする構造になっている
  • イライラしているのは、子どもにではなく状況と、無力な自分にであることが多い
  • 交代する/一度離れる/今日はダメな日と割り切る——どれもやっていい
  • 減らすなら根性ではなく仕組み(ルーティンを固定・道具に頼る・時間割を前倒しする)

イライラしてしまった自分を責める人ほど、たぶん真面目に向き合っている人です。そんなに一生懸命じゃなかったら、イライラすらしていません。

朝4時まで抱っこしていた僕も、今では4歳の娘を数分で寝かせています。今夜が少しでもラクになりますように。

抱っこの限界を減らしてくれたスワドルアップ

モロー反射で何度も起きる子には、包まれる安心感が効くことも。我が家の寝かしつけ時間を実際に短くしてくれた1着です。

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