「パパじゃ寝ない」と言われた僕が、寝かしつけ担当になれるまで

「パパじゃ寝ない」と言われた僕が、寝かしつけ担当になれるまで

「パパだと寝ないから、結局わたしがやることになる」——これ、我が家で妻が実際に言っていた言葉です。

最初は本当にそうでした。僕が抱っこすると泣く。ママに代わると泣き止む。寝かしつけは完全にママの仕事で、僕は「戦力外」。でも今は、寝かしつけは僕の担当です。そこに至るまでにやったこと・つまずいたことを、正直に書きます。パパ本人にも、パパに任せたいママにも届いてほしい記録です。

なぜ最初は「パパじゃ寝ない」のか

これ、パパの愛情とか不器用さの問題ではありませんでした。単純に、接している時間と回数の差です。

我が家は当時、僕の帰りが遅く、娘と過ごす時間が圧倒的に少なかった。赤ちゃんからすれば「いつもいるママ=安心」「たまにいるパパ=?」なのは当然。慣れの問題であって、向き不向きではなかったんです。これに気づけたことが、最初の一歩でした。

パパが寝かしつけできるようになるまで

ステップ①:まず「同じやり方」を妻から教わる

最初の失敗は、自己流でやろうとしたこと。子どもは「いつもと違う」と敏感に察して泣きます。

そこで、妻のやり方をそっくりそのまま真似ることにしました。抱っこの向き、トントンのリズム、流すオルゴール、声のかけ方まで。やり方が同じなら、子どもの安心感が途切れにくいんです。

ステップ②:ルーティンを「仕組み」にする

パパが寝かしつけを担当できた最大の理由は、寝かしつけのルーティンが決まっていたことです。

「お風呂 → 暗くして授乳(うちはミルク) → オルゴール → トントン」。この流れが家族の共通ルールになっていれば、誰がやっても同じ。属人化していた寝かしつけが、再現できる「仕組み」に変わりました。

ステップ③:いきなり夜本番ではなく、お昼寝から

最初から夜の寝かしつけに挑むと、失敗したとき親子ともにしんどい。なので、まずは休日のお昼寝でパパが練習しました。昼間は子どもの機嫌もよく、失敗しても傷が浅い。ここで成功体験を積んでから、夜に挑みました。

ステップ④:ママは「その場から消える」

地味にこれが効きました。ママが見える範囲にいると、子どもはママを求めます。パパが寝かしつける日は、ママには別室に行ってもらう(できれば気配を消す)。「ママはいない、今日はパパだ」と分かると、子どもも切り替えてくれました。

おすすめ理由

ママにとっては、これが自分の時間を取り戻す第一歩になります。最初の数回は「泣いてないかな」と気になるものですが、思い切って任せてしまうのがお互いのため。我が家はこれで、妻が夜にゆっくりお風呂に入れるようになりました。

つまずいたこと・正直な失敗

注意点

最初の数回は普通に失敗します。「やっぱりパパじゃ無理」と言われてもへこまない。慣れるまで回数が必要なだけ
・パパが焦ると伝わって余計に泣く。トントンの記事にも書きましたが、これは本当
・ママが「やっぱり代わろうか?」と途中で出てくると、振り出しに戻る。任せると決めたら、最後まで任せてもらう

そして「パパが良い!」の日が来た

別の記事にも書きましたが、転職して早く帰れるようになり、毎日寝かしつけをするうちに——ある日、娘が「パパが良い!」と言うようになりました。

「パパじゃ寝ない」と言われていた僕が、です。寝かしつけは、接した時間と回数の分だけ、ちゃんとできるようになる。才能でも母性でもなく、ただの慣れ。そう確信しています。

まとめ

  • 「パパじゃ寝ない」は不向きではなく、慣れと接触回数の問題
  • まず妻のやり方を完コピ。自己流は禁物
  • ルーティンを「仕組み」にすれば、誰でも寝かしつけられる
  • お昼寝で練習 → ママは消える → 任せ切る
  • 最初は失敗して当たり前。回数を重ねれば必ずできる

寝かしつけを2人で分担できると、家庭がまわります。パパが戦力になるのは、家族みんなのためです。今「戦力外」のパパも、大丈夫。ちゃんと「パパが良い!」の日は来ます。

就寝24時の娘が変わった——パパの転職で帰宅21時→18時になった我が家の話

就寝24時の娘が変わった——パパの転職で帰宅21時→18時になった我が家の話

うちの娘は、2歳半まで寝るのが24時過ぎでした。

こう書くと「夜更かしさせすぎ」と叱られそうですが、当時の我が家では、それが普通でした。今日は、その生活がパパの転職で変わった話をします。子どもの睡眠の話であり、働き方の話でもあります。

帰宅21時の生活:家族全員が「夜型」だった

娘が生まれてから2歳半までの頃、僕の仕事は帰りが遅く、家に着くのは20時半〜21時でした。

そこから夕食、お風呂、遊んでほしがる娘との時間……となると、寝るのはどうしても24時過ぎ。「子どもは早寝早起き」と頭では分かっていても、パパの帰宅に合わせて家全体のスケジュールが後ろにズレていく。これが我が家の現実でした。

娘からすれば、唯一パパと会える時間が夜遅く。寝かせようにも、本人は「やっと遊べる」モード。悪気は誰にもないのに、リズムだけが崩れていく構造です。

保育園入園で、ツケが回ってきた

1歳半で保育園に通い始めると、問題が表面化しました。

保育園の生活は朝から始まって、お昼寝も夕方の降園も、完全に「朝型」のリズムでできています。夜24時に寝る娘にとって、朝は毎日つらい。園のリズムに体が慣れるまで、本人も親も本当に苦労しました。

ポイント

このとき痛感したのは、子どもの生活リズムは「子どものしつけの問題」ではなく、家族全体の生活の鏡だということ。子どもだけ早寝させようとしても、家の時間割が夜型のままでは無理がありました。

転職で帰宅18時に。家族の時計が前に動いた

その後、僕が転職して、帰宅が18時になりました。

たった3時間。でも、家族の夜は別物になりました。夕食もお風呂もいつもの寝かしつけルーティンも、ぜんぶ前倒しできる。娘の就寝は大幅に早まり、朝もすっと起きられるようになって、保育園のリズムとようやく噛み合いました。

「子どもの早寝のコツ」をいくら調べても直らなかったものが、親の帰宅時間が変わった途端に解決した。正直、拍子抜けするくらいでした。

思わぬご褒美:「パパが良い!」

実は、帰りが遅かった頃の娘は、僕にあまり懐いていませんでした。それはそうですよね。起きている娘と会えるのは夜のわずかな時間だけ。娘の生活の中に「パパ」がほとんど存在していなかったんですから。

それが、18時に帰る生活になってから——夕食を一緒に食べて、お風呂に入れて、寝かしつけまでやるようになって——ある日、娘が言ったんです。

「パパが良い!」

寝かしつけも、お風呂も、「パパが良い」。あの瞬間のうれしさは、ちょっと言葉にできません。転職で変わったのは娘の生活リズムだけじゃなく、僕と娘の関係でした。

帰宅が遅いパパへ(転職しなくてもできること)

「じゃあ転職しろってこと?」と言われたら、そうじゃありません。我が家はたまたま転職が転機でしたが、状況が許さない家庭の方が多いはずです。当時の自分に言うつもりで、できることを挙げます。

  • 子どもの就寝をパパの帰宅に合わせない。先に寝かせて、平日は「朝に会う」に切り替える
  • 朝ごはんや登園の送りなど、朝のどこかに「パパの時間」をつくる(懐く接点は夜じゃなくてもいい)
  • 休日は寝かしつけ担当に。ルーティンが決まっていれば、パパでも寝かせられます
  • もし働き方を見直すタイミングが来たら、「帰宅時間」は給料と同じくらい大事な条件として考えてみてください

まとめ

  • 子どもの夜型は、家族の時間割の鏡。子どもだけ直そうとしても難しい
  • 我が家は帰宅21時→18時で、就寝24時の生活が一変した
  • 早く帰れないなら「子どもの就寝を待たせない」「朝に接点をつくる」
  • 帰宅時間は、子育てにおける隠れた最重要パラメータ

「パパが良い!」は、ある日突然やってきます。その土台は、毎日のなんでもない夕方の時間でした。

ママがいない夜、2歳娘が泣き止まない——YouTubeとドライブで乗り切ったパパの記録

ママがいない夜、2歳娘が泣き止まない——YouTubeとドライブで乗り切ったパパの記録

「ママは?ママは?」——玄関の方を指さして、泣く。抱っこしても、お茶を出しても、ぬいぐるみを総動員しても、泣く。

娘が2歳の頃、妻が夜家にいない日の寝かしつけは、我が家にとってちょっとした地獄でした。今日はその夜たちを、パパがどう乗り切ったかという記録です。先に言っておくと、理想的な寝かしつけの話ではありません。でも、同じ夜を過ごしているパパに届いてほしい話です。

2歳の「ママがいない泣き」は、夜泣きとは別物

0歳の夜泣きは、眠りのサイクルや反射が原因の「体の問題」でした。

でも2歳の「ママがいない泣き」は違います。記憶力がしっかり育って、「いつもいるはずの人がいない」と分かって泣いている。つまり「心の問題」です。だから、おくるみもオルゴールも通用しない。体は眠いのに、心が寝かせてくれないんです。

しかも厄介なことに、一度「ママ」を思い出すと、泣きのループが止まらない。抱っこであやしても、その腕の中で「ママは?」と聞かれる。パパ、けっこうへこみます。

我が家の作戦:「思い出させない」

試行錯誤の末にたどり着いたのが、ママを思い出す前に、別のことで頭をいっぱいにする作戦でした。なだめるのではなく、気を紛らわせる。具体的には2つです。

作戦①:YouTube

お気に入りの動画を見せると、泣きが止まって画面に集中。そのまま気持ちが落ち着いて、眠気が勝ってくれる夜が結構ありました。

「寝る前にスマホの光はダメ」というのは、自分のブログにも書いたくらい百も承知です(動画との付き合い方はオノマトペ動画の記事にも詳しく書きました)。それでも、泣き続けて興奮がエスカレートする夜より、笑って落ち着いて眠れる夜の方がマシ——あの頃の我が家は、そう割り切りました。

やってみてのコツです。

  • 画面の明るさは最低まで下げる(部屋も薄暗く)
  • 音量は小さく。にぎやかな動画より、ゆったりした動画
  • 「これが終わったらねんねだよ」と先に約束してから見せる

作戦②:夜のドライブ

それでもダメな夜の最終手段が、ドライブでした。チャイルドシートに乗せて、夜の道をゆっくり走る。窓の外の信号や街の明かりを眺めているうちに、「ママは?」が止まり、そのうち、すうっと寝てくれる。

実は0歳の夜泣きのとき、ドライブは「家に着いて下ろすと起きるから意味がない」と感じて、我が家では不採用でした。でも2歳の「ママがいない泣き」には効いたんです。目的が違うからだと思います。0歳のときは「寝かせる」ためで、2歳のときは「気持ちを切り替えさせる」ため。切り替えさえできれば、帰宅後はすんなり寝てくれることが多かった。

注意点

ドライブを使う場合の注意です。
チャイルドシートは必ず着用(抱っこ乗車は絶対NG)
・パパ自身が寝不足の夜は運転しない。眠気を感じたらすぐ中止
・帰宅後の「車から布団への移動」は背中スイッチ対策と同じ要領で、そっと

「逃げの寝かしつけ」でいいと思う

YouTubeとドライブ。育児書には絶対に載らない2本柱です。正直、当時は「こんな寝かしつけでいいのか」と罪悪感もありました。

でも今、4歳になった娘はママもパパも大好きで、夜はいつものルーティンで普通に寝ています。あの時期の「逃げの寝かしつけ」が何かを壊した様子は、まったくありません。

ママがいない夜に泣くのは、ママが大好きな証拠。そしてそれを何とかしようと夜の道を走るパパは、ちゃんと頑張っています。完璧じゃない夜があっても大丈夫。これがこの記事でいちばん言いたかったことです。

まとめ

  • 2歳の「ママがいない泣き」は夜泣きと別物。あやすより気を紛らわせる
  • YouTubeは「明るさ最低・音小さく・終わりの約束」とセットで
  • ドライブは最終手段。チャイルドシートと親の眠気にだけは要注意
  • 罪悪感はいらない。泣き続ける夜より、笑って眠れる夜を