やっと寝たと思って布団に置く。次の瞬間、くるっとひっくり返る。
そのままうつ伏せでゴソゴソ動き出して、ハイハイでどこかへ行ってしまう。追いかけて連れ戻す。また置く。またひっくり返る。
下の息子が生後6ヶ月で寝返りを覚えてから、我が家の寝かしつけはこの繰り返しになりました。
同じ時期で困っている方に向けて、我が家で効いた方法と、この時期だからこそ知っておいてほしい安全の話を書きます。
寝返りが始まると、なぜ急に寝なくなるのか
上の娘のときにはピンときていなかったのですが、2人目で「なるほど」と思いました。
- 動けるようになったのが楽しくてしかたない:新しくできた技を、とにかく試したい時期です
- 寝ながら練習してしまう:眠くても体が動く。本人も止められていない様子でした
- 姿勢が変わって目が覚める:うつ伏せになったものの戻れなくて、泣いて起きることもあります
つまり、機嫌が悪いわけでも、寝たくないわけでもありません。「できるようになったから、やってしまう」だけなんです。そう思えるようになってから、こちらのイライラは少し減りました。
我が家に効いた方法:「ぎゅー」+「おしりぽんぽん」
いろいろ試した結果、我が家で落ち着いたのはこの組み合わせでした。
おすすめ理由
握るもの・抱えるものがあると、体の動きが少し落ち着きます。我が家ではお気に入りの1枚がそのまま「ねんねの合図」にもなりました。
② おしりを「ぽんぽん」する
背中ではなく、おしりです。ゆっくり一定のリズムで軽く叩きます。
なぜ「おしり」なのか。理由は単純で、この時期の子は背中トントンが届かないからです。
トントン寝かしつけの記事にも書きましたが、我が家はもともとお尻派でした。胸や背中の上は響いて嫌がることがあるためです。
そして寝返り期になって、お尻にはもう一つの利点があると気づきました。うつ伏せや横向きになってしまった子には、背中に手を置きづらい。その点おしりなら、どの姿勢になっても自然に手が届きます。動き回る時期ほど、この差が効いてきます。
この時期に、絶対に知っておいてほしい安全の話
ここからは実体験ではなく、寝返り期だからこそ大事な話です。長くなりますが、ここだけは読んでください。
① 「寝返り防止グッズ」は使わないでください
「寝返り 防止」で検索すると、赤ちゃんの体を左右から挟んで寝返りさせないようにするクッションやベルトが出てきます。困っているときほど、つい手が伸びます。
注意点
赤ちゃんが動いて顔がクッションに埋まったり、隙間にはまったりする危険があるためです。「動かないように固定する」という発想自体が、この時期にはリスクになります。
② 寝かせるときは、必ず仰向けで
寝返りできるようになっても、寝かせるときは仰向けが基本です(乳幼児突然死症候群のリスクを下げるため、1歳になるまでは仰向けで寝かせることが推奨されています)。
その一方で、自分で寝返りできるようになった赤ちゃんが、眠ったあとに自分でうつ伏せになった場合、そのたびに戻さなくてよいとも言われています。毎回起こして戻していたら親が持ちません。
大事なのは「寝かせるとき」の姿勢と、寝床の安全です。
③ 寝床から、危ないものを取り除く
動き回るようになるので、寝床の環境が今までより重要になります。
- 敷き寝具は固めのものに(柔らかすぎるものは顔が埋まります)
- 枕・ぬいぐるみ・タオル・緩い掛け布団は寝床に置かない
- ベッドで寝かせているなら転落防止を(ハイハイで移動します)
- おくるみは卒業を。腕が固定された状態で寝返りすると、自力で戻れず危険です(スワドルアップの記事にも書きました)
判断に迷うことがあれば、かかりつけの小児科や自治体の保健師さんに相談してみてください。
いつまで続く?
正直に書くと、我が家はまだ完全には終わっていません。ただ、最初の1〜2ヶ月がいちばん激しかったという実感はあります。
寝返りが「できるようになったばかりの新技」でなくなると、だんだん興奮も落ち着いてきます。ハイハイも同じで、覚えたてが一番動きます。
夜泣きそのものがいつまで続くかは別記事に書きましたが、この「動きたくて寝ない」時期も、発達の一段階なので必ず通り過ぎます。
まとめ
- 寝返りで寝なくなるのは、動けるのが楽しくて体が勝手に動くから。機嫌の問題ではない
- 我が家に効いたのは「お気に入りの布団をぎゅー」+「おしりぽんぽん」
- うつ伏せの子には背中トントンが届かない。おしりなら姿勢を選ばない
- 寝返り防止グッズは使わない(窒息事故の報告があり、公的機関が注意喚起)
- 寝かせるときは仰向け。寝床から枕・ぬいぐるみ・緩い寝具を取り除く。おくるみは卒業
- いちばん激しいのは最初の1〜2ヶ月。必ず落ち着いてくる
置いた瞬間にひっくり返られると、正直がっくりきます。でもあれは、新しくできるようになったことを一生懸命練習している姿でもあります。そう思うと、もう少しだけ付き合えます。



